下着。

梅雨に入ると、下着を切り替える。同じ半袖でも、コットンのものからポリエステルのものになる。数年前からよく出ている、俗に高機能と言われるものだ。

肌触りがサラサラしていて気持ちいいので気に入っているのだが、ひとつ難点は、ポリエステルには汗を吸収する機能はないというところだ。そのため、ぐっしょりと汗をかいてしまうと、いつまでもワイシャツの下でジメジメとした感触が残る。これがサッカーのユニフォームのようにそれ一枚で過ごすものならば、風になびくうちにすぐ乾いてしまうのだが、下着として着用すると、水分の放出のしどころがなくなるのである。風邪をひきやすくなるし、なによりも衛生的でない。

それでも普段はサラサラした着心地を味わいたい僕は、着替えの下着をカバンに忍ばせるようにしている。汗をたっぷりとかくようなことがあれば思い切って着替えてしまうのだ。本当はついでにシャワーも浴びれれば良いのだが、着替えるだけでもずいぶんと気持ちがよくなる。