祝意。

あんまり映画のことが詳しくない僕も、是枝監督の名前は前から知っていて、「誰も知らない」「歩いても歩いても」「そして父になる」あたりは観ていたので、今回のカンヌパルムドール獲得も嬉しいことだな、当該作品も、時間を作って4年ぶり(!)くらいに映画を観に行きたいな、と思っていた。しかしながら、彼の最近のコメントとそれに伴う騒動を見ると、うーんという気持ちになる。

別に文化庁から助成金をもらっていようが、反権力志向な発言をしてもいっこうに構わないし(万引き家族が反権力志向の内容なのかは観てないのでわからぬ)、それこそ助成金をもらったら政権に迎合する内容の作品しか製作しちゃダメだ、というような世界になれば、どこぞの将軍様の国とまるで変わらない。

まあでも、祝意くらいは素直に受け取ってもよかったんじゃないかとも思うので、そこのあたりもモヤモヤするのだけどね。

しかしながら作品に罪はないから、できるだけまっさらな気持ちで観に行くつもりだけど!