見誤り②。

(昨日の続き)今も多少はあるのだろうが、遅配や郵便物の盗難は増えるのは間違いない。職業人としての良心を支えるものが崩壊してしまっては、それも致し方ないだろう。「衣食足りて礼節を知る」という言葉の通りだと思う。

官公庁が発送する書類は郵便サービスが使われているが、果たしてそれがいつまで続くだろうか。当然ながら重要な書類が多いだろうが、配達トラブルが頻発し、もろもろの局面で影響が出るようであれば、いつかは郵便の利用を見直さざるを得なくなるのではないか、そしてそこが決定打になるような気がする。

既にビジネスシーンでは郵便を使う機会は減りはじめている。多少コストがかかっても、佐川やヤマトのメール便などを使う会社が増えている。僕自身も、プライベートでも極力郵便サービスは避けたい気持ちが強まっている。とかくオペレーションに余裕が感じられないからだ。

さてどうなるか、心配しながら見ている。そしてこういう流れが、郵便事業のみならず郵政グループ全体や地域金融機関にも波及しないかという危惧もある。