ひよっこ。

ひよっこ」終了。後半はさらっとしか見なかった回もあったけど、ラスト2週間はしっかりと見届けた。最初の予想通り、みね子は何者にもならなかったけど、それこそが今回の朝ドラの最大のメッセージだったのかな、と思う。

時間軸にして4-5年くらいだろうか。歴代の朝ドラのなかでは時間軸が短くて、その分ひとつひとつのエピソードが丁寧に詰め込まれていた。展開を飛ばすようなこともなく、ほぼ均等に時間が流れていたし、子役の子などが途中で入れ替わるようなこともないのが良かった。

最終回、印象的だったのは、重箱が出てきたシーンだ。実が記憶を取り戻すかと思いきや、そうはならない、ただそこで、じいちゃんが「いいんだ、それで」とつぶやいたシーン。なにかを成し遂げなくとも、目の前のことをひとつひとつ積み重ねていけばいいんだ、というドラマ全体のメッセージが凝縮されていた。

今回も、温かな後味を残して終わっていった。さて、今週からはどうなるか。