今週は残暑が厳しかった。外訪の多い週でもあり、汗をふきつつ都内をぐるぐる回っていた。
汚い話なのだが、ここ数年加齢のせいか以前よりも顔が脂っぽくなったように感じる。そんなわけでフェイシャルペーパーを使うのだが、フェイシャルペーパー自体清涼感を出すような成分が練りこまれていることもあり、汚れや脂を落としつつも新たななにかを顔に塗りたくっているような感覚になり、あまり気分はよくない。
できることならば、フェイシャルペーパーよりも、顔を洗いたい、という願望が強い。それも洗顔フォームというよりもせっけんで顔を洗いたい。洗顔しすぎると良くないとはわかっていながらも、洗顔に勝る気持ち良さはないと思う。
ところが、都内で洗顔ができる場所は皆無に等しい。トイレで洗うのはマナー違反だろうし、ほかには顔を洗えそうな場所は思い浮かばない。洗顔屋でも開いてみたらいいんではなかろうか、などと妄想しながら真夏の都内を彷徨っていた。サッパリとできるのならば、コーヒー一杯分くらいお金を落としてもいいと思う。