お盆休み。

お盆休み前の最後の平日。日中のオフィス街は心なしか閑散としている。暑さのおさまったビルの合間をてくてくと歩いていく。相変わらず仕事は舞い込んでくるし、頭のなかは整理されていないけれども、周りの雰囲気に流されて気持ちはゆるやかに落ち着いている。

社会人になり始めた頃は、みなが一斉に同じ時期に休むのは非効率なことで、閑散期に休むのがベストだと思っていたが、そこそこ社会人として生きてくると、みなで一斉に休むことの合理性を感じるようになってきた。周りが休んでいるから、自分も休む、という連帯感、安心感はなにものにも代え難い。休み中に休みでない相手方から仕事の電話が入ってくることほど、気分を害するものはないと思う。悲しいことだけど、それが全くないという意味では休みの価値が高い。

そんなわけで、きょうからお盆休みという名の休みであります。