試練の意味は。

5月16日、マリーンズ今季の自力優勝消滅である。開幕からの成績は9勝27敗1分、5月に入ってからはわずかに2勝。なかなかトンネルから抜け出せない。まるでカルマを溜めるがごとく、負けを重ね続けている。

いま負け続けていることが、この先どんな糧になるのか、ということを考えている。フロントが補強に動くかどうかだとか、コーチングスタッフの入れ替えがあるかどうかだとか、そういうことも重要だけれども、もっと大きな視点から、野球の神様はなんのために、これほどの試練をこのチームに与えるのだろうか、と考えている。

数年経ったときに、屈辱的ないまの試練にも意味があった、と振り返ることができるようでありたい。そう思わなければやっていられないし、てん末はともかくとして、いま負けを重ね続けていることが必ず、未来のマリーンズを作っていくことにつながるのだろう。

自力優勝消滅はひとつのターニングポイントである。遅まきながら、6月反攻を期待したい。