欠落。

日曜の夜に眠れなかった反動から、月曜と火曜は息子を寝かしつけると同時に早々に寝落ちしてしまった。2晩とも、気付いたときには空が白み始めていた。そんなわけで日記も落としている。

★★★

火曜の朝には衝撃的な大量殺人事件があった。容疑者は精神錯乱の気があるとはいえ、障がい者だけを狙って殺しを続けた。しかも以前勤務していた施設で(おそらく職員とも被害者とも顔見知りであったろう)、という事実に心が穏やかでなくなる。被害者の親族、職員、被害を逃れた利用者、近隣住民の方、それぞれの当事者の気持ちはいかばかりだろうか、と考えざるを得ない。

この事件の報を聞いてすぐに、優性思想が行きつけば、結局は自分たちの種の存続の可能性を狭めてしまう、という考えのことをすぐに思い出した。人はなんのためにこの世の中に生まれ落ちて、なにを為して死んでいくのか、そんなことを考える。そして、今回の容疑者がこのような事件を起こした原因、もっと言えば、容疑者がいま満たされていないと感じていたことはなんだったのか、それを知りたいと思う。