試乗【アウトランダー】②。

1泊2日の試乗、初日は少し離れたモールへ。一般道をとことこと走る。コンパクトカーに比べると若干幅があるので、狭い道では多少窮屈さを感じる。その分室内空間は広いし、4WDなので致し方ないところではあるのだけど。

エンジンをほとんど使わないことを除けば走りはガソリン車と変わらない。以前リーフに乗った際は、電気自動車特有の加速の急激さに戸惑ったのだが、それに比べると、ガソリン車と感覚を近づけさせようという細かな調整がされているのだろうか。前に乗っていたミラージュもしかり、三菱車は細かな乗り心地へのケアのレベルが高いと思う。回生ブレーキを使用しているのでブレーキ使用時に蓄電されるという工夫も入っている。

このクルマのフル充電での電気走行距離は約60キロ。初日のモールへの往復40キロはほぼ電気のみで走行しきった。夕方に自宅近隣のディーラーに戻って充電。急速充電器で20分ほどで、電池残量40%から満タンに戻る。ただ、当日は先客が充電していて、順番待ちにさらに10分ほどかかった。残念ながらいつでも待たずに急速充電できるインフラには遠い。簡単な工事をすれば自宅のコンセントでも充電はできるが、急速充電の10倍近く時間はかかるし、電気代もかなり嵩んでしまう。

翌日は東京の東側に住む弟家族の自宅へ。首都高速を経て片道30キロの道のりだ。低重心のクルマなので高速走行中の安定性はコンパクトカーより優れ、なおかつ加速も良い。車重が1.5トン前後あるにもかかわらずである。渋滞時のこまめな加速停止もモーターにはそれほど負荷はかかっていなさそうだ。

というわけでまとめは明日に。