投資と消費。

気の乗らない飲み会に参加すると後悔の念に駆られる。学びや気づきがゼロというわけではないのだが、失った費用と時間のことを思い起こすと気が重くなる。最近はそういった付き合いは断っていただけにその気持ちはひとしおである。

こと仕事上においては、なにごとも投資の概念を持っていたいと思う。この人と付き合うと自分自身にどんなメリットがあるのか、リターンがあるのか、ということを常に考えておきたい。でなければ投資でなく消費にすぎない。費やした金銭と時間は消えていくだけである。

メリットやリターンはなにも金銭的に測れるものである必要はない。目に見えない評価や名誉であってもいっこうに構わない。ただ、投資であるからには必ずなんらかのメリットやリターンを出すことを意識しなければならない。学んで終わり、楽しんで終わりというのでは、ただただ吸収して、消費して消えるだけだ。

むろん、仕事以外のことに同じことを当てはめてはいけないのだと思う。愛する人や、大切にしたい友人との時間はこの限りではない。その意味で、愛情は投資や消費といった概念を越えるところに位置するものだと思う。

そういう考え方からすれば、仕事を愛していれば、時間やお金の使い方に投資ではなく消費の概念を持ち込んでもいいのかもしれない。仕事を愛していれば、の話だけどね!