パワプロ。

高校から大学の頃にかけて、ゲームと言えば「パワプロ」(実況パワフルプロ野球)シリーズをやることが多かった。今となっては無駄に思うが、何百時間とプレイしたはずだ。

パワプロでは、単に対戦をしたり、ペナントレースを戦ったりする他にも、サクセスモードというものがある。高校球児だったり、プロに入団したプレーヤーを育成していく、「ときめきメモリアル」のような要素のあるモードである。練習や試合の活躍度でポイントを貯めて、そのポイントで好きな能力のパラメーターを伸ばしていく。例えばダッシュの練習をしたら走力のポイントが貯まる、試合でホームランを打てばパワーのポイントが貯まるといった具合である。

野手のパラメーターはパワー、ミートの巧さ、走力、肩の強さ、守備の上手さの5種類があり、大体AからFの6段階で表される。例えば全盛期のイチローならCAAAA、ヤクルトのバレンティンならACFDFといった感じだろうか。このパラメーターはよくできたもので、実際のプロ野球選手の能力値を表現する時にも使いやすい。

ようやく本題なのだが、このパラメーター、サラリーマンに置き換えるとどんなもので、どんなことをすれば上がるものなのだろうか。そして果たして僕はこの9年と少しの経験で能力値を上げることはできただろうか、基本能力以外にも特殊能力は身につけられただろうか。業績評価の時節がら、そんなことを思ったりする。パラメーターはよくわからないが、適当にあてはめてみるとたぶん僕の能力はFEDFFくらいだろうけれども。