ハチ。

わが家の外壁に沿うように給湯器があるのだが、そこに蜂の巣ができていた。10匹をゆうに越えるアシナガバチが蜂の巣に群がっている写真が妻のLINEから送られてきたがなんともおぞましい光景だ。

調べてみたが、アシナガバチはそんなに危害を加えるわけでもないし、冬になると自然に生きてゆけなくなるらしく、蜂の巣はそのままそっとしておいても良いのでは、とも個人的には思っていたのだが、諸般の事情により退治をすることに。スーパーで「キンチョール ローズの香り」を買い求める。

家に戻って、上半身はフード付きレインコート、下半身は長ズボン、軍手着用、頭にはヘッドライトのいでたちで退治に乗り出す。おりしもその日は残暑厳しく昼間は真夏日になる陽気で、汗がじわっと出てくる。蜂の巣は寝室の窓に近いので、窓をそっと開けてキンチョールを噴射したいところなのだが、諸般の事情によりそれは許されず、暗やみの庭に出て給湯器の裏を狙うことになる。

二度三度躊躇した後に、意を決して噴射。巣の動きはほとんどなく、あっけなく任務完了。あたりにはローズの香りが漂い、地面を見ると蜂が転がっている。ほんとにごめんよ。。

2,3日経って蜂の巣を回収しに出てみると、蜂の死骸はきれいになくなっていた。相変わらず鈴虫の声は聴こえる。