ここ数日はすっきりしない天気が続くようだ。梅雨のはしりや、夏のゲリラ豪雨を思わせるような空気の質感を感じる。ゴールデンウイークの谷間のきょうは、街も電車もオフィスもどことなくのんびりと落ち着いた空気が流れている。いつもこれくらいの雰囲気で過ごすことができるなら、東京で暮らす満足度は格段に高まるんだろうな、と思う。日本全体で見れば不況でも、東京だけは高度成長時代がまだまだ続いているのだ。消費を喚起するための商業施設が新たにオープンし続けて、活況を呈している。企業の新陳代謝が活発に行われるからこそ、それらを包み込む都市自体の魅力が保たれて、都市が生き続けるのか、と思う。
結婚式の費用を振り込むために銀行に行った。式場の指示通りに、振込伝票の振込依頼人のところに、挙式の日付を6ケタの
数字で記入し、続けて自分の名前を書き、新券を指定した出金伝票とともに窓口の方に提出したところ、手続きが終わって通帳と控えの伝票を返してもらう際に、「この度はおめでとうございます。どうにか晴れそうですね。」と声をかけてもらった。伝票に書かれた情報だけでそこまで読み取り、声かけができるなんて、なんと緑銀行のクオリティの高いことよ!オセロの黒駒が白駒に一気にひっくり返るように、晴れやかな気分になって、雨上がりの帰り道を歩いた。自然にこういう声かけができるって素敵。
いろいろ立て込んでるのできょうはこのへんで。