メッセージ、らしきもの。

3月最終週は出張から戻った後はなかなか忙しくて、ブログの更新もままならず。気付いたらプロ野球も開幕しているし、新しい年度も始まった。桜も咲き始めたし、行きたいと思っていたかなまら祭りも終わってしまった。なかなか自分から時間をコントロールできないままに過ぎてしまった。自分でコントロールできないままに時間を過ごしてしまうと、その間にあったことをどんどん忘れていってしまう。

★★★

TwitterやBLOGOSにおいていくつもの、新社会人へのメッセージが書かれている。僕が新社会人になったのは7年前で、それからかなり社会は変わったように思うけど、組織が新社会人を受け入れる体制というか、心持ちは、これだけ社会が変わってもほとんど変わっていないように感じる。これは、会社や役所と言うシステム自体が変わっていないようにも思うし、いくら社会が変わってもなかの人たちの人間関係があまり変わっていないことが原因なのかもしれない。まだまだ会社や役所というところは良くも悪くもムラ社会的な要素が強い。新社会人の人たちにとってはこうした組織は異質な世界に見えるだろう。

社会人になって、大きな仕事をしたいと思っている人は多いだろうけど、実際には組織のなかで、目の前の細かなノルマや雑事に捕われてしまうことばかりだと思う。しかしながら、どんなに大きく見える仕事だって、小さな作業の積み重ねでしかないし、少しでも手を抜くと、その分仕事全体のクオリティは下がってしまう。仕事の内容そのものだけでなく、ひとつの立ち振る舞いが大きな仕事の成果に影響を与えてしまうことすらある。

かといって、目の前の仕事や、仕事場での人間関係に没頭してしまうと、視野が狭くなりがちになる。学生時代にキラキラ輝いていた目が、いつしか淀んだそれになってしまうような人は、たいてい目の前の仕事や壁に合わせて自分の視野を狭めてしまっている。視野や価値観を狭めてしまうと、必然的に人間としての成長も止まってしまう。終身雇用が約束されていた時代はそれでも良かったかもしれないけれど、もはやそういう時代ではない。自分の価値観に照らして、おかしいことはおかしいと声をあげてもいいし、組織の価値観に追従していく必要なんて全くないと思う。

たぶんこのブログを読んでいる人に新社会人の人なんていないだろうし、文面自体がなんだかすごく偉そうな言い方になってしまったので、新社会人ではなく自分に向けてのメモにとどめておこうと書き上げてから思った。というわけで、8年目のスタートです。