比律賓行き。

週末から2年ぶりに海外旅行でフィリピンに行く。フィリピンに行きたかった理由は特にない(笑)のだが、これからベストシーズンに入ること、今まで行ったことがなかったことからなんとなく行き先を決めてしまった。別に新婚旅行と言うわけでもない。マニラと、ミンドロ島のリゾートで数日ずつのんびりする予定(ヒコーキ嫌いなのでマニラから陸上移動できるところを僕が希望した)。

準備はほぼ奥さんに任せてしまったのだが、海外旅行も変わったな、と感じることがいくつかあった。ひとつは海外ホテルの予約サイトが非常に充実していること。エクスペディアやアゴダなど、ほぼ日本語でストレスなく、かなり安いレートで予約をすることができる。1泊1000円前後のゲストハウスレベルの宿泊施設ですら予約できる。クチコミ情報や写真も充実しているのであまり外れもなさそうだ。トリップアドバイザーというクチコミ専門のサイトも使える。旅行サイトといえば日本では楽天トラベルが有名だが、取扱のホテル数も含めてこちらの方が数段使いやすいと感じる。

もうひとつは、空港のラウンジが使えるということ。今までそんなところと全く縁がなかったと勝手に思っていたが、特定のクレジットカードを持っていれば意外とすんなり使えることが多い。VIPラウンジと比べれば大したことはないのだろうが、空港でラウンジが僕にとっては今までに味わったことのない感覚だ。

他にも、スマホが海外で使えることで、地図や翻訳などぐんと旅の快適さが広がる。かつて、今いる場所を把握すべく「地球の歩き方」や「ロンプラ」と睨めっこし、片っ端からホテルにあたっては「FULL」と断られて途方にくれていた時代を思えば隔世の感がある。

フィリピン自体、語学留学先としての人気がここ1〜2年で急激に高まっている。フィリピンの大学生を講師としたSkypeによるオンライン英会話教室も流行っている。韓国ではさらに盛んで、大学生の実に3割近くがフィリピンへの語学留学の経験があるという。語学留学だけでなく、インドネシアなどと並んで新たなマーケットとしても注目され始めているし、かの地で起業する日本人も増えている。今までの「フィリピンパブ」に代表されるイメージは完全に消えつつある。今回の旅行でそのあたりの雰囲気や実際のところも、感じたり話を聞いてみたいと考えている。