ドラクエ人生論。

さて、連休も後半。実家に帰る前には大阪でいろいろアクティブにあれもやろう、これもやろうと思っていたのに、いざ帰ってきてしまうと怠惰になってしまって、地元の友達と遊んだり飲んだり、近場の本屋やカフェで過ごしたり、思いっきり寝まくったりでいつのまにか終わってしまったりしてしまう。まぁそれで心身ともに疲れが取れれば大阪に帰ってきた目的を果たしているとも言えるのだが。

★★★

実家にはスーパーファミコンや初代プレステなどが残っていて、たまに帰ってみるとあぁ懐かしい、などと思って気付いたら数時間くらいやりこんでしまっていた、なんてこともある。基本的には『パワプロ』系が好きなのだけど、『FF(ファイナンファンタジー)』シリーズ等々のRPGもいくつかやりこんだことがある。『信長の野望』系も好き。ちなみに『ドラクエ』はやったことがない。

なぜこんな話をしたのかというと、yokichiさんのブログに非常に示唆に富んだエントリがあったから。↓
http://yokichi.com/2011/05/post-315.html
うーん、ドラクエ童貞の僕にもズドンと突き刺さるメッセージばかりだ。これを読んでもなお、「ゲームはゲーム、自分は自分」と言えるだろうか?

旅であっても、仕事であっても、海外や地方都市に行くのはRPGのゲームの世界で動き回ることと似ていると思う。だいたいは都会よりも人口密度が少ないところばかりなので、こじんまりとした街はRPGの世界の街に似ている。街を歩いている人と話して情報を得たり、アイテムを手にして、(たとえそれがしょうもないことでも)目的を設定してそれに向かって行動する。モンスター(野犬とか詐欺師とか笑)と戦闘することもある。攻略本(地球の歩き方?)があればスイスイ進められるかもしれないが、自力でゴールにたどり着くと感動もひとしおだ。ドラクエの製作者はそんな想いを作品に込めたのだろうか。そして、あの頃ドラクエにのめり込んだ永遠の子どもたちは、今ごろどんな冒険をしているのだろうか。リセットボタンが効かないからこそ、ゲームの中の世界よりもドキドキするんだと思う。ドラクエはなんて奥が深いのか。