スコール。

3連休明けである。先週も休み気分が抜けないまま過ごしてきたので、シャキッとギアを入れ替えて仕事するのはたいそう久しぶりな感覚にもなる。ギアをトップに入れて仕事するのはやはり気持ちよくて、アドレナリンが出る。とはいえトップに入れ続けると心も身体もすぐに疲れてしまうので、そこの手綱さばきは大切なところだ。

都内をさくさくと移動していると、にわかに風が冷たくなってスコールが降りだした。こういう時に僕はいつも、どうせすぐに止むのだからと傘を買わずにやり過ごそうとする。そうして、雨の強さを計りかねてずぶ濡れになってしまう。

スーツが濡れてしまうのは嫌だけれども、スコールは嫌いではない。それまで地面に蓄えられた熱が一気に冷えていくような感覚にぞくぞくする。濡れたスラックスやワイシャツが身体に張り付いて、フル回転の空調の働きで同じように体温を奪っていく。

こういう日は、バスタブにたっぷり湯を張って浸かるのが楽しみになる。