カリスマ。

政治の世界がなんだか騒がしい。こういうものは流れなんだと思う。普段であれば致命傷にはなるはずもないことがあげつらわれ、政権にダメージを喰らわせており、この流れは首相の首をすげ替えるまで続くのだろう。

今月の政治のいろいろな動きを見ていて思うのは、国民は政策うんぬんよりも、カリスマ性のあるリーダーを求めているということだ。その期待がいまは東京都知事に集まっているが、いろいろと足元がぐらついてきている感もあり、栄華は長くは続かないだろう。そうなると、自民党の若手ホープのあの人しか、カリスマ性のある人物は残っていない。

紆余曲折はあるだろうけれども、どこかであの人がリーダーの椅子に座ることは間違いないのだろう。そして先送りしていたもろもろの改革のナタをふるうのもあの人にしかできないのだろう。既得権益が崩されたり、一部の人へのしわ寄せがいくことも予想されるけれども、それで時計の針が進むのならば、致し方ないのかな、と思う。