どん底から。

ようやくマリーンズのことについて書こうと思う。

5月最初のゲーム。最下位ファイターズに0-11の敗戦。打線は2試合連続の3安打。伊東監督は「ワーストゲーム」と吐き捨てた。18連敗を喫した1998年よりもチーム状態は悪いとしか言いようがない。最下位転落はもはや時間の問題になった。

もともと補強にも熱心でなく、戦力が豊富なチームでないことは分かり切っている。そのなかで、なんとか軸の選手を作り、脇を固める選手の力を引き出すことで、ギリギリAクラスに入ることができるくらいの成績を収めてきた。

いつかはこうなることは容易に想像できた。軸となる選手が不在であれば、脇役だらけのチームは生きない。鈴木大地は良い選手ではあるが、彼が4番に座り続けるのはいかにも苦しい。監督の采配でどうにかできるレベルではない。

もう、膿を出しきるしかないのだと思う。はっきりと今年は諦めて、来期以降にかける采配に切り替えてもらったほうが、ファンは納得できる。ダラダラと目先の勝利にこだわり続けるには、残りのシーズンは長すぎる。