手放す。

今年は、高校野球の予選の結果を追いかけていない。気になる高校の試合結果などはピンポイントで検索しているものの、ネットや新聞などで全都道府県の結果を目を皿のようにして見回すことはなくなった。

僕は普通の人よりも毎年、毎日ルーティンとしていることが多いと思う。このブログだってそうだし、Webでのコラムのチェックや、将棋ウォーズやどうぶつしょうぎの対局を指すことや、欠かさず観ているテレビ番組など、こなさないと気が済まないことが多い。この性質は息子にも乗り移ったようで、彼もまた、自分のこだわりのルーティンから外れたことを親が勝手にしてしまうと、とたんに機嫌が悪くなる。たとえば、勝手にものを片付けてしまうと、もう一度取り出してもとあった場所に置き、自分の手で片付けないと気が済まないところなどは自分にそっくりである。

ただ、時間がそれなりにあった独身や子どもなしの頃と比べても、取り巻く環境は変わっていて、それに対して与えられた時間は変わらない。手放すものを増やしていかないとならないのだと思う。