数年前にちょこちょこお会いしていた方と久しぶりに会う。珍しいことで、向こうから声をかけていただいた。なにやら、今後の人生について考えているようである。
昔は自分自身のほうがいろいろと考えこんだり、どん底に落ちたりということもあった。いまもまだ這い上がっている途上ではあるが、それでも少しは落ち着いたし、腹を括って努力をした分、人よりも少し広い景色が見えていると思う。なぜこんなに自分だけが頑張らなければならないのだろうか、貧乏くじを引いてしまったのだろうかと思いながらいたことも正直あったけれども、努力をしたことはけして裏切らないし、適切な年齢で適切な努力を重ねなければ、晩年はみじめなことになる、ということも改めていま感じていることである。だから、まだまだがむしゃらにやらねばならない。
まあでも、長く付き合っている人とまたつながれるのは、良いことである。お互いにメリットがあり、つりあいが取れているからこその付き合いでもある。フェードアウトしていく関係なども多いなかで、大切にしたい人である。