春天命。

長野に足を運ぶ。偶然の巡り合わせで深い関係になった人たち。これもなんらかの導きであろうし、乗り掛かった舟でもあるので、自分がやるように仕向けられた仕事なのだろう。包み隠すことなく自分の思っていることを開示して、信頼は得られたように思う。

 

いろんな関係当事者の思惑もあり、それらをうまく満たしながら、特定の当事者が困ることのないような落着点を見出し、そこに誘導していくことに自分の役目があるのだと思っている。簡単なことではないし、時間もかかって根気のいることだと思う。それでも、他の誰でもない自分こそが唯一できることだと思って、粘り強くやっていきたい。

 

実際のところ、時間が解決してくれる、時間の経過に従って、自然とゴールが見えてくるのだろう。それこそが自分の持つ最大のアドバンテージなのだと思っている。いまは姿かたちも見えない成果に向けて、その成果が現れることを信じて、鍬を振り続ける、足下を掘り続けることこそが、将来の自分を助けてくれる。

 

長野にもいつもよりも早い春が訪れていて、雪はほぼ溶けて、植物も動物も蠢き始めていることが感じ取れた。また何度となくこの土地に訪れて、自分もまたパワーをもらいたいと思う。