めぐる。

「パパ友」との間で子育て論についての話題になる。もちろんまだ自分も含めて誰しもが子育ての真っ最中であり、なにが正解なのか、ということは分からない。もしかすると齢70を超えた自分の両親ですら、子育ての答え合わせをするタイミングではないのかもしれない。そういう意味では、何歳になっても親から子に伝えられること、影響を与えられることはあるのだろう。

ただひとつ明確なのは、原因があって結果がある、ということである。子育てのスタイルは当然のことながら各家庭ごとに違う。そのまた親から遺伝的に受け継いだものもあれば、反面教師として学習した要素もある。子どもに対する声掛け、眼差し、同じ空間で過ごした時間、それらひとつひとつが積み重なって、子どもの人格が形成されるし、何十年か経ってその因果が親に巡りめぐってくる。それが良いことなのか、悪いことなのか自分には判別がつかない。ただただ、巡りめぐってくるということだけは確かだ。

因果は因果として、淡々と受け止めるものなのだろう、と思っている。