トレードオフ。

花粉症シーズンがピークにきて、辛い日々である。なんとなく眠い状態が続く。自宅で仕事をしているとなんとなく昼寝をしたくなる衝動に駆られる。そこで横になって目を閉じればすぐに眠れるわけでもなく、自分が世界から取り残されているような感覚に陥ったりもする。人間というのはやっかいな生き物である。

外を出歩くと、(汚くて申し訳ないが)マスクのなかが鼻水でずるずるになってしまったりするので、できる限り自宅で過ごすようには心がけてはいるのだが、そうするとタダでさえ最近働きが悪くなってきているアタマがさらにぼうっとしてくる。この歳にして、細々と手を動かすことからは卒業して、仕事を仕切ってディレクションをしていくほうのポジションに収まらせてもらっている。口銭だけでそこそこ暮らせる才覚があって良かった。もっともこういう類のスキルはトレードオフの関係にあるもので、切った張ったのプレッシャーにさらされているうちに、アタマが悪くなってしまった、という言い方もできるのかもしれない。いずれにせよ、まだまだキャリアは折り返し、自分なりに道を作って頑張っていかねばならない。