ダブル成人式。

一昨日月曜は成人式であった。もう自分の時の記憶も忘却のかなたに近づいているのだが、気づけば今年はダブル成人式である。もうあの若かりし頃も完全に昔の話になってしまったのだなあ、という感慨に浸る。

 

20歳の頃の自分はまあそれなりに希望に満ち溢れていた。狙っていた大学への進学を現役で果たし、想像していた以上に面白い大学生活に満足していたし、勉学へのやる気もそこそこあったと思う。将来なにをやりたいか、などというようなことはまだ全然固まっていなくて、それこそ稚拙な夢と言えるものすらまだ持っていない状態であった。それでも、意味不明な全能感を持っていたように思う。

 

もちろん小さな挫折もあったけれども、全然世間のことを分かっていなかったし、その当時の少し上の世代のことを思えば、能天気だったな、と思う。そこから大小いろいろな壁にぶちあたったり、臥薪嘗胆の時期もありながらも、なんだかんだでここまで来たんだよなあ、と改めて成人式からの20年に、思いを馳せる。