たこ焼き。

ふと気が向いて、路上で売っているたこ焼きを食べた。よく見かけるチェーン店のもので、品物を目にしただけで、味の記憶が呼び起こされてくる代物である。

 

考えてみれば、たこ焼き屋も、個人商店でやっているところをほとんど見かけなくなった。大阪でもそうなのだから、関東ではほぼ絶滅したと言ってもいいのだろう。個人商店のたこ焼きはほとんどふにゃふにゃしていて、爪楊枝で容易に潰すことができる。チェーン店の揚げ焼きに近いたこ焼きも旨いのだけど、たまに無性にあのふにゃふにゃなたこ焼きが食べたくなる。

 

少しずつ海外からの旅行客と思しき人の姿を見かけるようになってきた。うまくいけば、来月ごろからはもっと増えることになるだろう。このところの円安もあいまって、インバウンドビジネスが蠢き出そうとしている。黒船襲来、といえば大げさだが、国内でもここからはぐっと動きが出てくるのかもしれないな、と思っている。