しこたま。

数年ぶりのレベルでしこたま酔ってしまう。自宅までの数百メートルが永遠のように感じられ、家に帰り着いてから眠りに堕ちるまでの諸々についてもなかなかの精神力が必要であった。


アルコール摂取が許容量を超えた頃から、とてつもなく眠くなってしまっていた。2,3分に一度くらいのペースであくびが出る。話が頭のなかに入ってくるようで入ってこない。みんながかなりはしゃいでいることだけはよくわかる。


二次会は一転してしんみりと。しかしながら再度たくさん酒が注がれるので、いったん遠のいた酔いがまた戻ってくる。眠気はいったん吹き飛んだがこれはどういうことだろうか。


ごくごくと水を呑み、ほうほうのていでベッドに転がりこむと、これが意外にもすぐに意識が遠のくことにはならない。しばらく荒い呼吸を繰り返して、これがいったん沈静化する頃に、眠りに堕ちた。


1時間くらいで目が覚めて、尿意と喉の渇きが同時にやってくる。なんとか身体をおこして対処し、倒れるようにまた横になると次は朝であった。すっかりとアルコールも抜けて、爽やかな目覚めである。とはいえ、なにかを口にする気にもなれず、淡々と月曜朝の準備をした。