時の運。

最近お会いしている人のこれまでのビジネスを垣間見ていると、打ち手の正誤いかんに関わらず、成功することもあるし、失敗することもあるのだな、ということをつくづく思う。マクロ環境が追い風であれば、間違いを重ねていてもなんだかんだでスイスイ難関をくぐり抜けて利益を出すこともあるし、どれだけ緻密に戦略を練って、努力を積み重ねても、津波のように荒波に押し流されて全てが水泡に帰すこともある。要は運である。


さはさりながら、運を引き寄せるための作法、というものはある。それは実際に周りの人に行うことができる配慮であったり、誰もみていなくとも自分を律するための心がけであったり、形はさまざまではあるが、これは意識して行うものではなく、自然にふるまうものである。それはまるで何者かに導かれるかのように、(本人にとっては)無意識下で(しかしながら周りからみればある程度わかりやすい形で)ふるまいとして現れる。


自分がいま取り組んでいることがうまくいくかどうか、についてはなかなか自覚することは難しい。コントロールできるものではないからだ。とはいえ、無理をせず自然にあることが肝要なのだろう。