オマケ。

いろんなことでバタバタしている間に3.11になった。11年である。


あの時も必死で生きていた。世界が、日本が、どうなるかわからない瀬戸際に立たされていた。そして今もまた、同じようにウクライナが瀬戸際に立たされ、世界は固唾をのんでそれを見守っている。経済がどうだとか、夢がどうだとか、そういったものは、戦争という現実の前では、そして命を落とすかもしれない修羅場では霞んでしまう。


あの頃から自分は前に進んだのか、それとも後退したのか、はっきりとわからないところはある。少し前までは死ぬことは怖くて、まだまだこの世界でやり残したことがあると強く思っていた。今も、守らなければならないものはある。しかしながら、ここで命を落としても、それでももう悔いはないかな、と捉えられるのではないかな、とも考えるようになってきた。


ここからあとは、余生、オマケの人生だと思っている。だからこそ、自分の好きでないことにうつつを抜かしている暇はなくて、取捨選択をどんどん進めていくほかない。ひょんなことから生を受けて、ここまで歩んできた。もう少し、傍を楽にすることに自分のリソースを使っていきたい。