権利。

芸能人に自殺が多いことについてふと考える。周りから求められる姿を演じたり、期待に応えなければならないというプレッシャーは相当なものがあって、一般人と比べても生きづらい部分はあるのだと思う。


自殺は悪いこと、だと世間では言われるけれども、いま生きている目の前の世界が辛いものであれば、それを強制的にシャットダウンさせられる権利もあってもいいのではないか、とも思う。もちろんその権利は軽々しく行使するものではないし、一歩間違えば安楽死の濫用につながりかねないものだから、慎重な議論は必要ではあるけれども、自分の人生を任意の好きなタイミングで終わらせられることも、ひとつの選択肢なのだと思う。


社会と人間との関係性もどんどん変わってきているのだから、規範も変わっていってしかるべきなのではないだろうか。特に、医療も食糧事情も生活環境も改善されて、今のヒトは本来の寿命を超えて生き永らえることも珍しくなくなっており、それがゆえの金銭的、心身の悩みも尽きなくなっている。長寿になることで生まれる問題もあるのではないだろうか。