殻を破る。

マリーンズの2021年の戦いにも終止符。去年と同じく、CSでシーズン優勝チームに1勝もできないままの敗退であった。ここ数日はなかなか忙しく、まともに戦況を追うこともできなかった。


チーム状況からすれば、善戦しているのだと思う。そういう意味では井口監督もよくやっているのかもしれない。それでも、レギュラー固定主義でなかなか次世代が育ってこない、それどころかチャンスもろくに与えられない、という状況は昨年と変わらず、果たして長期的な目線でのチーム強化は図れているのだろうか、という思いもある。


もうひとつ上、を目指すためにはここで殻を破っていくことが必要なのだろう。そうすることはリスクも孕んでいて、失敗すれば下位に沈むことも大いにあり得る。そこそこうまくいっている現状を変えることへの抵抗もあるかもしれない。それでも、いまそこで一歩を踏み出さないことには、結局はどこかで歯車が噛み合わなくなり、来年以降長期低迷のトンネルに入ってしまう可能性のほうが高いのではないだろうか。


来年は、トップを目指すだけでなく、他にも変わったと思える部分が増えればいいな、と思う。