訃報①。

かなりお世話になった先輩の訃報に接する。これまでも、学校の同級生が亡くなったり、という経験はあったが、毎週のように最近までやりとりした人が突然に亡くなる、ということは初めての経験で、動揺もしたし、ここ数日は事あるごとに彼のことが思い出された。もう更新されることはないであろう、LINEトーク履歴をまじまじと見返す。


ああ、もう彼の心臓は動いていないんだな、と思うのである。死んでしまえば、本当にそこでなにもかもが終わってしまうんだよな、という身も蓋もない気持ちを抱いている。いま目の前でなんのために仕事や日常生活を頑張るかというと、この先の人生をより良いものとするためという答えになるのだが、では突然に人生が終わってしまうのなら、いまを必要以上に我慢することもないのだろうな、と思う。


仕事上のアドバイスももらったし、悩みごとを聞いてもらったこともあった。まだまだこれからも関係が続いていくものだと思っていた。それがここでポッキリと途切れてしまう、そんなことが本当にあり得るのだ。もし自分が死んでゆく立場ならば、どんなことを思うのだろう。(明日へ続く)