没頭。

昨日は、子どもが最近あまり言うことを聞いてくれないだとか、どうやったら言うことを聞いてくれるか、みたいなことを言ってしまったが、ふと冷静になると、そういう言葉を浴びせてしまうのは酷なことだろうなあ、と思ってしまった。


自分の好きなことに、時間の経つことも寝ることも忘れて没頭しているのを、途中でやめて切り上げなさいと言うのは酷なことである。あしたの学校や学童で眠くなることよりも、いまこの時間がかけがえのない瞬間なのだ。それをつまらない理由で遮ってしまうことが申し訳ない。


まじめに勉強して、いい会社に入ったから幸せが約束される時代でもない。それならば、我慢をして無理やり机に向かわせたり、束縛するのは可哀想だと思う。もちろんなんでも試してみる機会を与えるのは親の役目だけれども、無理になにかをやらせる時代ではないと思っている。


幼稚園の最後の1年は、在宅勤務も増えて、朝はゆっくりと過ごせる日が比較的多くてよかった。ひとつひとつがかけがえのない時間だった。これからもあっという間に大きくなって、パパの知らなかった世界にどんどん潜り込んでいくことになるだろう。パパはパパで、自分の好きな世界に潜り込んでいくから。好きなことをやろう。