幼稚園、最後の日。もう卒園式は終わっているのだけど、預かり保育が31日まで続いていた。思えば2015年の8月に保育園に預け始めてから5年と7ヶ月と少し。あっという間だった。
ついこの間まで赤ちゃんだと思っていたのに、本当に大きくなった。後ろ姿なんかはもう少年のようだ。これからもどんどん大きくなっていくんだなあ、あと5年もしたら、親子べったりということでもなくなってくるんだろうなあ、と少し寂しくなった。
桜は咲いたと思ったらすぐに散りはじめてしまう。人生も同じように、大切な時間はあっという間に過ぎ去ってしまい、二度と戻らない。だからこそ、伝えたい言葉はひとつ残らず伝えなければならないし、元気なうちにやりたいことはやっておかなければならない。
君が大人になることには世界はどうなっているだろうか。人間が人間らしく、さまざまな悩みごとから解放されて生きられる世界がきてくれることを願う。自分で自分の幸せを作りだし、足ることを知ること、そしてできることならば、周りの人のこともちょっぴり幸せにできるような人になってほしい。僕もそのような人間に少しでも近づくために、まだまだやらねばならない。