最終決戦。
今シーズンも残り2試合、そして最後の最後まで2位争いがわからない。10月以降マリーンズは大失速し、クライマックスシリーズへのひとつの椅子をライオンズと争うことになっている。
正直なところ、いまのチーム状態で2位を決めても、微妙な気持ちもある。そろそろ上向いてくれと1か月前から願い続けながらも、ついぞ打線は湿りっぱなし、タイムリーがなかなか出ない。例年ならば秋の帳尻とでもいうべくチームが活気を取り戻してくれたりもするのだが、その気配がないままにギリギリで勝ち抜くのはモヤモヤする。
きょうのライオンズとの直接対決が、事実上の決定戦と言って過言ではない。分は悪いが、ここで底力を出してもらわないと、ここから勝ち進んでも頂点まではたどりつけないだろう。正々堂々と勝って、ホークスへの挑戦権を掴んでほしい。
5の倍数の年は本来ならばマリーンズのゴールデンイヤーだ。10年ぶりの日本シリーズ。今年は期待している。ここから、その物語を始めてくれると信じている。