秋服。

にわかに冷えてきて、秋冬用のパーカーを出してきて羽織ったら、ポケットからくしゃくしゃになったマスクが出てきた。なんとも言えないもの悲しい気分になった。


2020年もあと1/4になった。早いようにも思えるし、濃密で長く感じることもある。そして、昔のことがなかなか思い出せなくなってきている。


もちろん、自分が積み上げてきたものはちょっとやそっとでは揺るがないし、それらがあってこそいまの自分があるのも事実なのだが、ここまでの自分の1020年をあっさりと否定するくらいの気持ちで、ここからまた新しいことに向き合っていければな、という思いである。


とはいえ、自分の性格上なかなか長年染み付いたことは変えられないし、日常の人間関係も一気に切り替えられるようなものでもないのだけれども、手放すべきものは手放していきたいし、いつまでも過去のことにしがみつくのももうヤメだ。いまの生身の自分でどこまでやれるのか、挑戦していきたい。


悪いこともあれば、よいこともある。どちらのことも充分に噛みしめて生きていく。