9月22日。

もうすぐ新しい世界の扉が開く。そこで各人がどんな風に生きていくかも決まっていく。


これまで僕は周りの人と比較しながらいつも生きてきた。それはモチベーションにもなっていたけど、ともすれば自分の心の平穏を保つためだったのかもしれない。自分自身の性格や根源的な価値観と向き合わず、表層的なところだけを見比べて束の間の優越感に浸ったりしていたことも多かった。意味のないことだったと思う。


ここ数年は小さな嘘をつくことも多かった。ものごとを自分に都合のいいように解釈して、それらに宿る本質を見つめることを放棄していた。人から見えやすいところだけ取り繕って、中身がぐちゃぐちゃであることも隠していた。中身に首を突っ込んできちんと整理することを放棄していたとも言える。


そういう悪い癖とはきょう限りでおさらばする。言葉だけでなくて、行動も伴った形でおさらばする。ままならぬことを外に向けて消化しようとするのでなく、嘘偽りなく自分の心と正直に向き合う。


922日。ここが終わりであり、始まりである。ずっと抱えていた怖れも手放して、楽しいことだけにまっすぐに生きていく、そのスタートの日である。