選択。

休みの日の夜、寝かしつけをしながら息子と話す。夕食時に習い事の話題のなかで、幼稚園の預かり時間中に催されるスポーツクラブを辞めたいと言い出したので、それはどうして?と聞いてみる。


はたしてその理由は、他の子はみなスポーツクラブが終わるとママ(パパ)がお迎えにくるけど、自分はお預かりの教室に戻らなければならないからだ、と言うのである。ああそうか、そういう感情も抱くんだね、と申し訳ない気分になってしまった。


生後10ヶ月で保育園に預けて、そこからもう5年以上になる。これまでほとんどと言っていいほど、保育園や幼稚園に行くのをグズったこともないし、夕方もお迎えに行ったときは笑顔で出てきてくれていたのだけど、やっぱり他の子と比べると寂しい思いをさせているのかな、とも思う。


子育ては、明確な正解のない世界だ。みんなそれぞれ、自分の選択は間違っていなかったという自信を抱いて子育てをするべきものでもある。制約のなかでも、できる限りのことは一緒にやりたいし、後悔のないように過ごしていきたい。