梅雨と。

つい1週間前くらいには、雨も2-3日で峠を越して早めの梅雨明けとなり猛暑がくる、と言われていたのだが、予報は外れた。いつまでもしとしとと雨は降り続け、涼しいと蒸し暑いの中間くらいの気候が続いている。わが家のエアコンは、いまだ除湿を一度つけたくらいである。


海の日の頃には満を持して梅雨明けとなるだろうか。思い返せば本当なら東京オリンピックが開催されていた頃である。半年前にはこうなることなど想像もつかなかった。コロナは本当にいろんなものを奪い去ってしまった。


大きな希望が消えてしまったこの世界で、それでもめげずに小さな希望を大事に抱えて生き続けることはできるだろうか。心からパラダイムを転換させて、目の前の一歩を踏み出すことはできるだろうか。


まだまだ一日に何度も悲しくなることがある。ノートなどで4月のページをめくるたびにため息が出てくる。自分のなかで納得させようとしてはいるし、だんだん平静に過ごすことはできるようになってはきてはいるのだが、この傷はしばらくは癒えることはないだろう。それでも毎日を紡いでいることに意味はあると、神さま仏さま教えてくれないだろうか。