プロトコルと行列。

まだ多少はマスクの在庫が家にあるのだが、品薄状態が続いて次にいつ買えるかわからない、というのは精神的に重荷である。


さきの三連休も朝は用事がてら近所のドラッグストアをまわってみたのだが、結局初日に少し並んで手に入れた他は、納品なしの肩透かしばかりであった。いつになればストレスなく手に入れることができるだろうか。


そもそもマスクをつけることの効用はあまりないことが明らかになっており、どちらかというと人と会う時の礼儀、プロトコルに基づくものとなっている。実効性のないものをわざわざ手間暇かけて入手しにいくというのもなんとも日本らしいというか、馬鹿馬鹿しく思えてくる。形式さえ整えれば、内実は伴っていなくともひとまずの責任回避となるということだろうか。


買うために並ぶ、というのもなんとも気の滅入る行為である。戦時中の配給に並ぶ日々なども、とても普通の精神状態では乗り切れないものだったのだろう。やっぱり、1日も早く平穏な日々を取り戻したい。弱った心にはデマなども入り込みやすい。報道やSNSから適度に距離を置くことも必要だと思う。