今年の箱根。

もうだいぶ前の話だけど、箱根駅伝のことを。テレビ中継が始まった30年近く前からなんだかんだほぼ毎年好きで追っかけているのである。と言っても、箱根に向けた各大学の取り組みだったり、箱根駅伝を巡る1年間の過程にどちらかというと興味があるので、当日2日間テレビにかじりついているということはなく、iPhoneで経過をチェックするくらいである。今年は母校が久しぶりに出場したのだが、特にそちらに注目することもなく、であった。どちらかというと、当日は答え合わせのようなものであり、直前1ヶ月を中心にWeb上のコラムや記事がこれでもかと量産されて、それらをほぼ読んでいくので、それが1番の愉しみかもしれない。あとは、数日前の区間エントリーと当日朝のエントリー変更、それに伴う駆け引きに興奮するのである。


そういう観点からは今年も大いに楽しませてもらった。下馬評がけして高くなかった青学は、戦術という意味ではほぼ完璧な駅伝をやってのけた。対抗馬の東海も100%に近いレースをしたとは思うが、それをはるかに上回る完成度であった。


直前1か月を含めた気候の良さ、シューズの効果などいろいろ要因はあったろうが、記録もかなりのものが出た。まだまだ箱根は進化するなあ、としみじみ思う今年のレースであった(贔屓のチームがシード落ちしたのは残念だが、、)。