断熱。

実家へ。毎年2週間以上はゆうに過ごしているので、住み慣れたといえばそうなのだが、今回はことさら冷えを感じる。まだまだ新築気分なのだが、もう築20年を超えているのである。断熱はほとんどあってないレベルだ。


もともと日本家屋はエアコンを使わずに高温多湿な夏を過ごせるようにつくってあるものだ。20年前も今ほどは夏の暑さもひどくはなかったので、実家にずっと住んでいた頃は自室にエアコンもなかった。エアコンを24時間効かせることを前提に気密性を高めた住宅づくりに変わったのはほんのこの10年くらいだろう。


そうなると真冬ともなるとストーブをしっかりと入れていないと、特に朝方などは寒い。冬場などはガス代もけっこうかかってもったいないし、そもそも家屋の断熱性を高めればエネルギー消費はぐっと低くなるようにも思う。育った街を歩いていても、古くて吹きさらしのような家が多い。時代や気候が変われば、少し昔の家はすぐに住みにくくなってしまうのだなあ、と思う。