昂る。

ここのところは毎晩すっと寝ていたのだが、昨夜はいったん考えごとをし始めると交感神経が働き続けて、なかなか眠りにおちることができなかった。こうなると翌日昼間にどこかで軽く仮眠を取らないとダメになってしまう。


ただ、夜中にぐるぐるとものごとを突き詰めて考えるのもたまには悪くない。普段は考えないようなところまでぐーっと思考が下りていくのだ。ただ半分夢うつつでもあるので、忘れてしまう前にその時に考えたことはちゃんとメモを取っておくことが望ましい。


交感神経の働きのせいか、真冬のような寒さの夜でも、じっと布団をかぶっていると下半身が汗ばんでくる。気持ち悪くて眠れないので、掛け布団を外すと、部屋に溜まった冷気がすーっと汗を冷やしていく。汗をかいたり、冷やしたりを何度か繰り返しながらいつしか夢も見ないような本当の眠りにおちていく。記憶がないのだけど、やたらと長く感じる眠りを経て、ずんと重さのある目覚めを迎える。