リストラ。

大手企業で早期退職勧奨(リストラ)実施の報が続いている。業績は好調なのだが、今のうちに人員体制を筋肉質にしておこうということなのだろうと思う。あとは、定年延長に対しての対抗策でもある。


実際のところ、世の中の変化のスピードは加速してきており、中高年層ではそれに対応できないということなのだろう。「俺はこの道〇〇年経験を積んできた」ということが財産になるどころか、むしろ変化への足かせになっている。必要なのは過去やってきたことを移植することではなく、現状をニュートラルに捉えて最善の打ち手を見出すことだ。


リストラ対象年齢が、低い会社では45歳に設定されている。あと数年すれば自分も、リストラされる側にまわる年齢に達する。その時に市場価値を保てているかどうかは、実際になにをやってきたか、ということよりも、仕事に向き合う姿勢や考え方がより重視されることになるのだろう。よくよくそれを認識して、これからの数年は過ごしていかねばならぬと思う。