即位。

きょうは特別な休日。そして即位礼正殿の儀が行われた。出先の食堂のテレビでその模様を見れたのだが、規律のあるふるまいに神々しさを感じる。ずっと降り続いていた雨がこの儀式のタイミングであがり、虹が出てきたこともあって、本当に神が舞い降りてきているかのようなシーンだった。


ただひとつ、万歳三唱にだけ、違和感を感じてしまった。上皇、そしていま上天皇の御代はひたすらに平和を希求する時代であるのは疑いようもないが、この神々しさの使い方を間違えたのが先の大戦だったのだろう。


今回、たくさんの国の元首や王族が東京に駆けつけてくださったこと、こうした機会を経て皇室外交がこれからも継承されていく限りは、これからの令和の時代も穏やかなものであると思う。天皇はもはや象徴の存在ではあるけれど、大きな存在感と価値をいまも保持しているし、それが受け継がれていく国で生きることができるのは幸せなことだ。