直感。

昔々は「企業戦士」なんてよく言われたけれども、すっかり死語になってしまった。これからの時代はそれがもっと進んで、企業が毎期しっかりと利益を叩き出すことの意義が相対的に落ち、それよりもそこで働く人の満足度が向上することのほうが重視される世の中になってくるはずだ。


もちろん企業のゴーイングコンサーンが保たれることが前提ではあるし、創業者が創業利得を得る必要もあるので一足飛びにとはいかないだろうが、企業の利益のためにヒトの人生が犠牲になるようなことはなくなる。


それだとこの国がますます世界から引き離されて貧しくなってしまう、などと心配するむきもあるかもしれないが、ただやみくもに「頑張る」ような時代は終わった。そもそも「頑張る」方向性もどんどん変わっているのだ。


前の時代の考え方を捨てることを恐れずに、これがこれからの自分のやり方だ、と胸を張っていればいい。誰かと比べるのでなくて、自分の直感だとか、幸せだと思うことに正直に生きればいい。