上達。

もう6年くらいずっと、アプリで将棋を楽しんでいるのだけど、いっこうに上達しない。まあ感想戦もしないし、プロの対局棋譜を見ることもないし、体系だった勉強もしていないので、当然のことではあるのだけど。


そんななかでも、せめてもの足しになればと、去年までは比較的弱い対戦相手とマッチングされるようにしていた設定を、今年からは一番難易度が高いものに切り替えている。おかげでボコボコ負けまくって、投げ出したくなるような悔しい思いにも苛まれるのだが、ここにきて少し棋力があがってきたような手ごたえもある。


感想戦はやっていないのだが、ぎりぎりのところで勝ちを逃したときに、どこが足りなかったのか振り返るようになった。そうすると、強いと思っていた相手でも、案外緩い手を指していることが多いことに気づいた。以前は相手の段位が高いと、序盤から圧倒されて負けることも多かったのだが、不利を招いたとしても粘っていれば、相手もどこかで緩んでくるはずだと信じて、指し続けられるようになった。それが、変わったと言えば変わったことなのかもしれない。