花冷え。

この4月からまた、Eテレの「0655」を見ている(そういえば、今年は朝のEテレに出演するメンバーがずいぶんと変わった)。


番組の最後に時計が現れて、7時ちょうどに向かって秒針を刻み続けるのだが、あの瞬間に、自分が生きているのだということをことさらに感じる。秒針が進むごとに、今の積み重ねでしか未来にたどりつけないのだと強く思う。


★★★


今年の4月はことさら寒い。昼間は日差しを浴びれば暖かさを感じるが、夕方になると風が冷たく感じられる。それなのに、帰りの急行電車には冷房がかかっている。ぎゅうぎゅうに人は乗っているのだが、それでも肌寒く感じる。


乗り換え駅でホームに出て、夜風でまた身体が冷えたあとに、やってきた各駅停車に乗り込むと、こちらには暖房がかかっている。身体がほっとするのがわかる。身体を弛めて、椅子にもたれかかる。