総和。
久しぶりの結婚式。明るめのスラックスとジャケットで行こうかとも思ったけど、着てみたら思いのほか似合わなくて、スーツに着替え直して家を出た。もうすっかり春めいてきた。
いつもながら思うのだけど、結婚式ほど新郎新婦の人柄が写し出されるイベントはないと思う。当然ながら関わってきた人が集うわけで、その総和が主役の人柄になるようなものだからだ。
今回も、すごく素敵な人たちが集っていて、ああ彼女はこういう人たちに囲まれて、時間を積み重ねてきたんだなあということがよく分かるお式だった。
周りの人を変えることは簡単なことではなくて、自分がそれに合わせるか、自分に合う環境へと場所を変えていくか、現実的にはどちらかの解しかない。そういう意味では、いま自分のいるコミュニティが、ちゃんと自分が嘘偽りなくフィットできる価値観を備えているか、定期的に確認してみる意義はあるのだと思う。
なんにせよ、素敵な1日だった。結婚式に出ると僕も初心に戻った気持ちになる。