仮装。

今月はじめに仮装大賞の放送があった。実は年末の収録を家族で観に行ったのだ。


収録のことはそこまで赤裸々には書かないが、放送はうまく編集されていた。ご長寿の番組らしく、毎度のお約束のようなエッセンスもうまく織り交ぜて番組が成り立っており、やっぱりプロの技はすごいものだなと思わせるものだった。テレビ番組の質がどんどん低下していると言われている時代だけれども、本当にすごいものをプライドを持って作り続けている人は確かにいるものだ。


そして改めて放送を見て、この番組は古き良き日本のエッセンスが詰められているなあと再び思う。目標に向かって力を合わせて全力で努力する姿だとか、インタビューでふいに漏れるお国の言葉だとか、欽ちゃんと香取慎吾の絶妙な間合いだとか、ひとつひとつ細かいところがなんとも日本的なのである。なんだか、こういう部分を突き詰めれば、昨今の「こんまり」のように、ひとつの文化に昇華できそうな、そんなことを感じる。


息子が録画した放送を繰り返し気に入って見ていることもあり、これからも仮装大賞とは縁がありそうだ。